こん**は、@wine_and_webことhirok-kです。
WordPressでサイトを開いていて、特定の語句などをリアルタイムで検索置換を行いたい場合ってありますよね。そんな時に便利なプラグインReal-Time Find and Replaceをご紹介します。
Real-Time Find and Replaceとは
検索置換というと、Search Regexというプラグインが有名でよく使用されていますが、こちらは登録されている投稿データや固定ページデータを元から一括検索・置換をするためのプラグインです。つまり、データそのものを書き換えるためのプラグインということになります。
一方このReal-Time Find and Replaceプラグインは、WordPressで生成される各種ページ(投稿、固定ページなど)のソースやテキストを、リアルタイムで動的に検索置換が行うことが可能です。つまり、データそのものを書き換えることなく一括検索・置換を行うためのプラグインということになります。
Real-Time Find and Replaceの基本的な使い方
WordPress > Real-Time Find and Replace
プラグイン > 新規追加でReal-Time Find and Replaceを検索し、インストール。有効化したら、ツール > Real-Time Find and Replaceで設定を行います。
Addボタンをクリックし検索文字列と置換文字列を入力したら、Update Settingsをクリックし保存。検索置換したい数だけ同じように入力していきます。
検索文字列、置換文字列には正規表現での記述も可能で、その際はRegExチェックボックスにチェックを入れます。
基本的にはこの使い方だけでOKです。
使い方の応用
実はこのReal-Time Find and Replaceですが、ソースやテキストをリアルタイムで動的に検索置換が行うことが可能なため、テーマやウィジェット、また他のプラグインで使用されているphpファイルを弄ることなく、吐き出されるソースの置換検索も行えます。
簡単にいいますと、テーマファイルやプラグインファイルを弄らなくてもレイアウトなどのカスタマイズがある程度可能になる、ということです。
例えば、こういった場合に便利です。
- CSSを適用するためにidやクラス名を付加
- テーマで自動的に挿入されるタグなどを変更
- jQueryなどのjsファイルの読み込み順を変更
- jQueryをGoogle Ajax Librariesからの読み込みに変更
- jsの非同期読み込みをさせるために、async=”async”をscriptタグに挿入
など
かなり様々な応用が考えられますが、テーマファイルなどを直接弄る必要がなくなるため、WordPress初心者の方に特にうってつけのプラグインであると言えるでしょう。
相性の悪いプラグイン
ここまでご紹介してきて、なんと便利な!と思われることでしょう。ですが、一部のプラグインとの相性が悪いという側面も持っています。
生成されるソースを動的に検索置換をかけるため、同じくソースを弄るタイプのプラグインとは非常に相性が悪くなっています。
高速化のためにHead Cleanerを使用している方も多いかと思いますが、Head Cleanerはheadタグ内のCSSとJSの記述部をフッタに移動したりしており、ソースを動的に検索置換していることにほかなりません。したがって、このHead CleanerとReal-Time Find and Replaceは相性が悪く、Head Cleanerを導入していると残念ながらReal-Time Find and Replaceは動作しません。
他にも同じようにソースを弄るタイプのプラグインを使用していて、Real-Time Find and Replaceが動作しない場合は残念ながら併用しないのが得策でしょう。
まとめ
Real-Time Find and Replaceはデータベースに登録してある情報を直接書き換えたり、またテーマ用PHPファイルなどを弄る必要がないため、誤ってデータやテーマファイルなどを壊すことなく検索置換を行えます。
ここでは簡単な使い方と応用をご紹介しましたが、使い方によってはアイデア次第でかなりいろいろなことをさせることが可能です。
テーマを弄ってデザインを変えたりすることに抵抗がある方、一度使ってみてはいかがでしょうか?